2018年5月14日、5月17日 「経営入門演習」第5回 ユーザーモデル(ペルソナ)を考えよう
各チームとも「解決したい課題」がひとつに決まったので、今回からは「解決策」を考えていきます。 まずは「一番強い痛みを持っている人」を考えていくことから。おおまかなユーザーセグメントを考えたのちに、詳細なペルソナ像をチームでつくります。 その上で、そのペルソナ像に近いアーリーアダプターを数名、それに独自視点を持つためにデザイン思考で重要視されているエクストリームユーザー(イノベーターおよびラガード)と思われる友人をそれぞれ一名ずつリストアップし、その人たちへのヒアリングを宿題としました。 来週は、ペルソナの深層心理(インサイト)に迫る予定だよ。ではまたね。 「経営入門演習」講義は こちら 04. アイデアを1つに絞ろう 03. アイデアを3つに集約しよう 02. アイデアを発想しよう 01. まずは経営の楽しさを知ろう
0 コメント
2018年5月15日 「企業経営とソーシャルキャピタル」第6回 Googleが発見した成功チームの秘密
前回に続き、ソーシャルキャピタルに対する科学的なアプローチをテーマとしました。 今回は、Googleが4年の歳月をかけて「生産性の高いチームが持つ成功因子」を探った「プロジェクトアリストテレス(Project Aristotle)」を学びます。単なる労働環境の改善にとどまらず、チームの生産性を高める本質的な秘密を探索した、壮大な生産性改革プロジェクトと言えるでしょう。 このプロジェクトで一気に世界に広まった「心理的安全性(phycological safety)」につき、リーダーシップのあり方や具体的な高め方を盛り込んだ他、もうひとつ重要なポイントである「内発的な責任感」の醸成についても言及しました。 盛りだくさんな内容になったけど、ぜひみんなの組織改革に役立ててもらえるとうれしいです。 では、また来週ね。 「企業経営とソーシャルキャピタル」講義は こちら 05. ソーシャルキャピタルを科学する 04. 見えざる資本、ソーシャルキャピタル 03. ソーシャルキャピタル、光と陰 02. ソーシャルキャピタルって? 01. つながりから価値を生み出そう 2018年5月14日 「起業論1」第5回 フィードバックを得てアイデアを絞ろう
アイデアの発想、第四回目。いよいよ佳境に近づいてきました。 四人グループ内で、自分が考えた課題をふたつ発表し、フィードバックをもらうプロセスを経て、受講者全員がひとつの「解決したい課題」にしぼりました。 また来週のチーム編成に備えて、各メンバーが以下のいずれにあたるかを考えてもらいました。
そして、来週の発表を控え、宿題としてお願いしたのが下記の3項目です。
ということで、みんなの積極的な相談を待ってるね。では、また来週ね〜 「起業論1」「インキュベーション塾」講義は こちら 04. アイデアにAIと未来予測を組み込もう 03. アイデアを発想しよう2 02. アイデアを発想しよう1 01. イノベーションメソッドを学ぼう 2018年5月10日 「企業経営とトップマネジメント」第4回 数字か、人か (その2)
三回連続で、ビジネスと経営学の歴史を紐解いてゆく「数字か、人か」シリーズ。TBS名作ドラマ「半沢直樹」のモチーフを借りて、東京中央電気という架空の会社の歴史を追いながら、その背景にある経営学と結びつけてます。 今回は二回目。不確実性の時代に入り、企業間の戦いは激化してゆきます。「戦略」「戦術」が経営用語となり、有能な参謀としてボスコンやマッキンゼーのようなコンサルティングファームが台頭しました。 そして、アカデミー界のマイケル・ポーター、ビジネス界のジャック・ウェルチという二人のスーパースターが誕生し、戦略的経営は佳境を迎えます。「勝つことこそ善である」という経営思想が世界に浸透し、進化した科学的管理法がビジネスの世界の常識になりました。 心から数字に。冷戦も終結を迎え、世界にグローバル資本主義一色に加速してゆく。 そして次回、大きなカタストロフィーが世界に衝撃を与えることになります。 「企業経営とトップマネジメント」講義は こちら 03. 数字か、人か (1930年 〜) 02. 経営学の源流を学ぼう 01. 楽しみながら経営を学ぼう 2018年5月7日、5月10日 「経営入門演習」第4回 アイデアを1つに絞ろう
さて、今回がアイデア出しの最終回。 自分たちが考えた「課題」を持って他のチームをまわり、幅広いアイデアや意見をもらい、最終的に「チームで解決したい課題」をひとつに絞りました。次週からは、この課題を解決するために、ステップを踏んで解決策を創りあげていきましょう。 「経営入門演習」講義は こちら 03. アイデアを3つに集約しよう 02. アイデアを発想しよう 01. まずは経営の楽しさを知ろう 2018年5月8日 「企業経営とソーシャルキャピタル」第5回 ソーシャルキャピタルを科学する
今回は、MITメディアラボ教授アレックス・ペントランド氏の研究成果「ソーシャル物理学」の内容をベースに、エコーチャンバー(共鳴室)や成果を出すチームの条件についてお話しました。 人間関係の話は、ややもすると主観的な議論に終始しがちなので、今回の「MITソーシャル物理学」および次回の「Googleプロジェクト・アリストテレス」の二回で、科学的に実証された人間関係のエッセンスを知ってほしいなと思ってます。 390名をつなぐ講義LINEグループの使い方も、ちょいコツがわかってきました。これからもフリー投票を多用して、みんなと擬似的に対話しながらすすめていきたいので、よろしくね。 「企業経営とソーシャルキャピタル」講義は こちら 04. 見えざる資本、ソーシャルキャピタル 03. ソーシャルキャピタル、光と陰 02. ソーシャルキャピタルって? 01. つながりから価値を生み出そう 2018年5月7日 「起業論1」第4回 アイデアにAIと未来予測を組み込もう
アイデアの発想、第三回目。今回は、今までかんがえてきた「解決したい課題」に対して、AI技術と未来予測を何か関連づけできないかを探ってみました。 AIに関しては講義を含めています。この内容は、AI専門家である森英悟氏(Sigfoss代表取締役)とのコラボしたビジネスパーソン向けAIイノベーション講座 (経営研究所「AIworkout」および東洋経済社「AI×新規事業を学ぶ実践ワークアウト2日間」) からの抜粋です。 ・経営研究所「AIworkout」 http://www.keieik.or.jp/publics/index/119/ ・東洋経済社「AI×新規事業を学ぶ実践ワークアウト2日間」 https://toyokeizai.net/sp/school/course/ai/180718/ また、未来予測で使用した「トレンドカード」は、株式会社ループス・コミュニケーションズで開発しているコンサルティング用ビジネス予測ツールです。 事業にAIをどう活用すればいいか、これからどんな技術が世界を変えていくかを、文系の学生でも理解できるよう設計したワークショップだったんだけど、みんな自分のアイデアに応用できたかな? これからいよいよ集約のプロセスに入ります。再来週にはプロジェクトチームが決まるからね。自分が「解決したい課題」をしっかりかんがえてみてね。 ではまた来週、会えるを楽しみにしてるねー。 「起業論1」「インキュベーション塾」講義は こちら 03. アイデアを発想しよう2 02. アイデアを発想しよう1 01. イノベーションメソッドを学ぼう 2018年5月1日 「企業経営とソーシャルキャピタル」第4回 見えざる資本、ソーシャルキャピタル
第四回目のソーシャルキャピタル講義です。 前回までは、広く社会や組織における「ソーシャルキャピタル」を見てきましたが、今回からは「ビジネスにおけるソーシャル・キャピタル」にフォーカスしていきます。 ソーシャルキャピタルは、ヒト(ヒューマンキャピタル)・モノ・カネ・知識・自然に続く第六の経営資本ですが、それを明確に意識している経営者はまれだと言っていいでしょう。まさに見えざる資本なのです。 その本質をわかってもらうために、今回は「星の王子さま」のキツネとビジネスマンのお話を挿入しました。王子様の親友になったキツネがお別れに伝えた秘密「心でしか物事はよく見えないんだ。本当に大切なものは目に見えないんだよ」という言葉に、ソーシャルキャピタルの特質があらわされています。 数値化し、見える化し、それを徹底的に効率化する。そんなビジネスの古い流儀が、見えざる資本、ソーシャルキャピタルを破壊し続けてきました。若いみんなのチカラで、大切なものをビジネスに取り戻してほしいぞ、と密かに期待しながらお話ししました。 さて次回の講義では、見えざる資本に科学のメスを入れていきます。 じゃあ、また来週ねー。 「企業経営とソーシャルキャピタル」講義は こちら 03. ソーシャルキャピタル、光と陰 02. ソーシャルキャピタルって? 01. つながりから価値を生み出そう 2018年4月26日 「企業経営とトップマネジメント」第3回 数字か、人か (その1)
今回から三回連続で、ビジネスと経営学の歴史を紐解いてゆく「数字か、人か」シリーズ。TBS名作ドラマ「半沢直樹」のモチーフを借りて、東京中央電気という架空の会社の歴史を追いながら、その背景にある経営学と結びつけてみました。 内容は、前回講義の中心だった「科学的管理法」と「人間関係論」のおさらいをした後に、マズロー、マクレガー、ドラッカー。自分のまわりの組織 (部活、サークル、バイト、ゼミ) への応用を考えてもらうことで、経営学を自分ごとしてもらえると思ってストーリーをつくったんだけど、どうだったかな。「もしドラ」みたいなイメージで経営学を身近に感じてほしいなと思ってます。 今回は1930-1960年代のドラッカーまで、自分ごととして体感してもらえたらうれしいです。 次回は1970年以降をおっていくからね。 「企業経営とトップマネジメント」講義は こちら 02. 経営学の源流を学ぼう 01. 楽しみながら経営を学ぼう 2018年4月23日、4月26日 「経営入門演習」第3回 アイデアを3つに集約しよう
一年生向けの演習講座、第三回目はアイデアの集約。 みんなでいろいろ考えた「チームで解決したい課題」を、だんだんに集約していきました。ここではループス・コミュニケーションズで制作している「トレンドカード」という未来予測カード(これから起こる可能性の高いことが分野別にまとめられた100枚のカード)をヒントに話し合いをすすめます。 最後に、ごく簡単なチームごとの発表をしておしまい。大学でもゼミでは発表の機会が増えるし、社会に出たら会議でのプレゼンが日常になります。みんなには、今から人前で話すことにも、ちょっとずつ慣れてくれるといいな。人前でも背伸びせず、頭に浮かんだことを「普通の会話」と同じように話せるようになること。その大切さを伝えていきたいなと思ってます。 「経営入門演習」講義は こちら 02. アイデアを発想しよう 01. まずは経営の楽しさを知ろう |
著者ビジネス・ブレークスルー大学教授、現役起業家の斉藤徹です。人を幸せにしたいと願う起業家や社会人を育て、一緒に世界をもっと優しいところにする活動をしてます。 アーカイブ
8月 2021
カテゴリ
すべて
|