2018年10月11日夜@集英社さん Z世代はマンガをどう捉えているんだろう。そんな疑問に答えるべく、集英社さんに40名超の学生たちが集まり、若者のインサイトを探るための「Z世代会議」が行われました。ちなみにZ世代とは1996年以降に生まれた若者で、中学生のころからスマホやソーシャルメディアに親しんでいる「ソーシャルネイティプ」と呼ばれる世代です。(詳しくは こちら をどうぞ) Z世代会議の最大の特長は「心理的安全性の高さ」です。何を言っても大丈夫。どんな意見を話しても興味を持ってもらえる。そんなオープンで安心できる雰囲気を醸成すること。それによってグループインタビューでは探れない、今の若者たちの本音を聴くことができます。 「家で楽しめる他のエンタメとマンガって、どう違う?」 「どうしたらもっと読みたくなる?」 今回は事前アンケートで「マンガをどのくらい読むか」「マンガにどのくらいお金をかけるか」で9チームにわけ、それぞれ異なるインサイトを探ってゆきました。 ジャンプやジャンプ+編集部のみなさまに囲まれて、直接お話ししたり、お土産にグッズを頂いたりと、マンガ好きな学生たちにとって夢のような時間を過ごし、学生たちも大興奮してました😊 集英社さま、本当にありがとうございました! イノベーションチームdot 関連記事は こちら 02. 社会人向けイノベーションdotのご紹介 01. イノベーションチームdotへようこそ
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今回の悩みの主人公は、80名いる某部活に所属する大学三年生。講義に出るということで部活に所属する3名も一緒に登壇し、組織改革の悩みを話してくれました。
コメントシートを書いてもらった7月から、いろいろ部活内で話が進んでいたようで、三年生の間ではすでに改革意欲が生まれ、一体感もでてきたとのこと。 そこで講義では、より具体的に、トップダウンからボトムアップに、下級生も巻き込んで組織を改革していくためのアイデアをいろいろ考えてもらいました。 話をきくと、他大学の部活と違い、顧問やコーチに頼らない「学生主体での運営」をポリシーとしていること、また「5年、10年先に強い部になるために今年何をすればいいのか」という長期的な視野をもった部運営を目指していることなど、とてもユニークで、個人的にも応援したくなるナイスなチームでした。 では、また次回。みんなのクリエイティブな解決アイデアを楽しみにしてるね。 「リーダーシップ」講義は こちら 04. 組織内の温度差を解消したい 03. 不平不満や陰口がつらい 02. 自由と規律のジレンマに悩む 01. 共感される目標を設定したい スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第5回目です。
前回の講義、時間が足りなくて「顧客にとっての理想的な体験」をしっかり検討できなかったようなので、予定を変更し、今回ももう一度同じテーマにチャレンジ。グラレコのことをまだ知らないジョブ解決担当者になりきった上で、5つの質問を考えることで具体的に想像できるようにしてみました。 1. どうすればジョブとグラレコが紐付いて、注目するようになると思う? ・記事や広告を見て解決できると思う?それはどんな内容だろう? ・人に説得されたら解決できると思う?どんな人?どうで出会う? 2. どうすれば上司を説得できると思う?それにはどんな障害がある? 3. どうすればうまく活用する準備ができる?その障害はなに? 4. どうすれば当日成功したと上司は判断する?その障害はなに? 5. どうすればグラレコを知り合いに推薦したくなる?その障害はなに? で、今回の発表ではかなりしっかり理解が進んだようでホッとしました。 次回はサービス設計とともに、主人公、冨田真由美のモデルとなった二人を招き、みんなの発表を聞いてもらう予定です。楽しみにしてるね! 「起業論2」講義は こちら 04. 顧客の理想体験を構築する 03. 顧客のジョブを考える 02. はじめの一歩、何をする? 01. 起業の世界へようこそ 今回は、学習院でも知名度の高い大きな委員会のお話です。
悩みの主人公は、副委員長を務める大学三年生の女性。彼女は幹部として150人の組織をリードしていますが、組織内にある温度差に悩まされています。ワークやイベント、さらにその準備や片付けといった裏方作業において、率先して関与してくれる人が少ないという悩みです。 社員に給与を支払っている企業と異なり、学生組織は基本的にすべてボランティア。したがって強制することができず、ある意味ではビジネス以上にリーダーシップを発揮しにくい側面があります。 今回は彼女の応援団として同じく幹部が一名、さらにたまたま講義を受講していたので委員長と幹部にも急遽登壇してもらい、四人から具体的なお話をもらいながら講義を進めました。 90チームから上がってきたLINE投稿も多様性にあふれてて素晴らしかったけど、あわせて受講生一人ひとりのコメントシートにもよいアイデアや心のこもった内容が多く、厳選しても10枚以上になってしまいました。講義スライドの最後に挿入してますので、ぜひ見てくださいね。 では、また次回。みんなのクリエイティブな解決アイデアを楽しみにしてるね。 「リーダーシップ」講義は こちら 03. 不平不満や陰口がつらい 02. 自由と規律のジレンマに悩む 01. 共感される目標を設定したい スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第4回目です。 前回の講義で考えた「顧客のジョブ」をベースに「顧客にとっての理想的な体験」を想像し、そのために必要なサービスを組みたてるというプロセスを学ぶのが今日のテーマです。 顧客視点でサービスを考えれば考えるほど、じゃあ「まずはじめに、どうやってこのサービスを知ってもらえばいいのか」という課題が浮かび上がってきます。 ここがとても大切なところです。作り手視点の「我々の商品やサービスを、どう顧客に売り込めばいいのか?」という発想ではなく、買い手視点で「ジョブを解決するために必要なこの素晴らしいサービスを、必要とする顧客にどう知ってもらえばいいのか?」という発想に転換されるからです。 つまり、顧客視点にたった本来の営業活動というのは「本当に必要とする人だけに、必要とする商品サービスの情報をどう届けて喜んでいただくか」という立派な顧客サービスなのです。 もちろん、商品サービスを知ったあと、それを活用するための支援をし、最適なカタチで提供し、顧客が望むアフターフォローを行う、そこまでが一貫したサービスとなります。 ジョブ理論の素晴らしい点は「商品」ではなく「顧客が片付けたいと思うジョブ」を起点に、サービスから社内体制まで構築するところと言えるでしょう。この講義を通じて、みんなが本当の顧客視点を身につけてもらえたらうれしいなと思ってます。 ただ、今回の講義では、時間が足りなくて、発表してもらった成果が今ひとつの品質に感じました。リードのステップがあいまいで、結果として生煮えになってしまったかなと反省しています。なので講義の予定を変更し、次回も引き続き同じテーマ「顧客の理想体験を構築する」をもう一度深めてみましょう。もっとみんなに理解してもらえるよう、考えるステップを設定してみようかな。 「起業論2」講義は こちら 03. 顧客のジョブを考える 02. はじめの一歩、何をする? 01. 起業の世界へようこそ 今回の悩みの主人公は、某部活の幹部としてがんばっている大学三年生。
彼は幹部五人とともに、70名と大きな部活をリードする立場にいます。とても真摯に部の運営に取り組んでいるのですが、一部の部員からの不平不満や陰口が耳に入ることがあり、心を痛めています。 彼のロールモデルは二年先輩の部長。一年生のときに太陽のように見えた部長と比較すると劣っているように感じられてしまい、デールカーネギー「人を動かす」なども読んで、リーダーのあり方なども勉強している、とてもまじめな学生なのです。 今回の悩みも、リーダーの立場、不平不満を言う部下の立場、それぞれに共感してもらいながら、90を超えるチームから解決策を提案してもらいました。 人間的でリアルな悩みだったこともあり、とても多様でいいアイデアが多かった。後期のリーダーシップ講座もだんだん波に乗ってきたかな。 では、また次回。みんなのクリエイティブな解決アイデアを楽しみにしてるね。 「リーダーシップ」講義は こちら 02. 自由と規律のジレンマに悩む 01. 共感される目標を設定したい スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第3回目です。 前回は起業してからの、はじめの第一歩を考えてみました。さっそくに営業活動をはじめる人、起業やデザインの勉強に時間をかける人、会計など会社の基礎固めから入る人、考え方はさまざまだったね。 事業をゼロから立ち上げるための最大のハードルはなんといっても「顧客の開拓」なんだけど、手当たり次第に営業かけたり、イベント参加したりしても、貴重な時間と気力を浪費することになります。そこで僕がおすすめするのは、人に会う前に、自社サービスと顧客に関して深く洞察すること。そのためのツールとして、ここでは 「ジョブ理論」をとりいれてみました。 講義は7チームにわかれたワークショップだったんだけど、それぞれがすごく個性的なアイデアを出してくれて、とてもうれしく感じました。その内容はチャートの20ページ、21ページにまとめてます。また最後には主人公が考えたジョブの例もあげてみました。 次回も引き続き、顧客やサービスを深掘りしていきましょう。 「起業論2」講義は こちら 02. はじめの一歩、何をする? 01. 起業の世界へようこそ 今回の悩みの主人公は、某飲食チェーン店で働く大学三年生。
彼は二人の社員のもと、40名ほどのアルバイトを束ねるバイトリーダーとして働いていますが、決められたシフトがなかなか守らないという悩みを抱えています。 バイトのシフトは、個人の能力や相性を配慮して万全の顧客サービスを提供できるように考えられているので、直前にメンバーが変わると、顧客サービスの質が低下したり、特定の人に大きな負担がかかってしまうからです。 一方、バイトの立場で考えると、そもそも「シフトを一ヶ月前に提出する」というチェーン店の決めごとがかなり厳しく感じます。講義やゼミ、部活など、優先せざるを得ない予定が入ることもままあり、シフトの穴をあけないように、友人に入ってもらっているのです。 主人公の悩みは、ルールを決めるべきか。それによる弊害はないか。つまり、多くのリーダーが抱えている「自由と規律のジレンマ」と言えるでしょう。講義の途中では、ルールや賞罰における注意点について触れ、みんなのアイデアをバックアップしました。 今回も、93チームから実に多様なアイデアが出て、解決の糸口が見つかったようです。学生たちの意見や講義の感想、さらに主人公のコメントまでスライドを入れてあるので、ぜひ参考にしてみてください。 では、また来週に。 「リーダーシップ」講義は こちら 01. 共感される目標を設定したい スタートアップを疑似体験する「起業論2」の第2回目です。
前回の講義で起業を決意した主人公、冨田真由美は思い立ったら吉日タイプ。学生時代に溜め込んだ貯金130万円をすべてはたいて、なんと株式会社を設立しちゃぃました。 で、はじめの一歩、何をしよう? パパ、叔父、兄貴、三人の頼りになるアドバイザーの意見を聞きながら、各チームで一ヶ月の行動計画を策定。それぞれユニークな意見が出てきて、それをベースにディスカッションを進めました。 みなさんは起業して最初の一ヶ月、なにをしますか? 「起業論2」講義は こちら 01. 起業の世界へようこそ 後期「企業経営とトップマネジメント」は、がらっと模様替え。
前期は座学中心の「マネジメントを学ぶ講座」でしたが、後期はワークショップ形式で「リーダーシップを学ぶ講座」へと変わります。そのため、同一の講義ですが、このブログにおいてはカテゴリを "Leadership" に変えて投稿しますので、あしからずご理解を。 今回の悩みの主人公は、山岳部に所属する大学三年生。講義をとっていない文学部の主将までつれてきてもらって、二人で登壇。部活メンバーの気持ちをひとつにするために「みんなで共有できる目標を設定したい」という思いを問いかけてくれました。 実はこの講義をするにあたって、僕にもひとつの悩みがありました。それは受講者数の問題です。初年度の2016年度は約70名、去年は約150名。それが今年は約330名で93チームにもなる学生たちと、LINEグループでリアルタイムに対話をしながら、みんなの意見を集約し、山岳部の悩みを解決できるのか。正直なところ、講義をするまで当たってくだけろの気分でした。 でも、おかげさまでなんとか初回は無事終了し、主人公にとっても満足のいく結果になったようです。ホントによかったです。安心しました。でも、まだまだ改善したいところはいっぱいある。次回はもっといい学びの場にするからね。 なお、リーダーシップ講義のスライドでは、最後に「講義を終えて」というチャプターを加えて、参加した学生や当事者の生の声も含めてみました。 では、またー。 |
著者ビジネス・ブレークスルー大学教授、現役起業家の斉藤徹です。人を幸せにしたいと願う起業家や社会人を育て、一緒に世界をもっと優しいところにする活動をしてます。 アーカイブ
8月 2021
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