2018年6月4日 「起業論1」第8回 インサイトを探索しよう
前回、設定した「ペルソナ」になりきって、その関心事や心配事などを片っ端から書き出して「キーインサイト」を探索してみました。 グループワークも二回目。具体的な課題を話合うことで、チームメンバー間にも、だんだんに馴染みがでてきたように感じてます。 キーインサイトを発見したら、そのインサイトを解決できる代替品(製品やサービス)を探して参考にしながら、最終的に「チームで解決したい課題」を具体的な文章に落としてゆく。これがこの講義での成果です。 来週からは「本当にその課題があるのか」を確かめるために、外に出て、人々の声を聞きはじめます。だんだん本格的になってくるからね。 じゃあ、また来週ね〜 「起業論1」「インキュベーション塾」講義は こちら 07. ペルソナを設定しよう 06. プロジェクトチームを立ち上げよう 05. フィードバックを得てアイデアを絞ろう 04. アイデアにAIと未来予測を組み込もう 03. アイデアを発想しよう2 02. アイデアを発想しよう1 01. イノベーションメソッドを学ぼう
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2018年5月31日 「企業経営とトップマネジメント」第7回 CSVワークショップその1
前回までは経営史の流れをたどり、ソーシャルシフトにいたるマネジメントの変遷を見てきました。講義内でもすでに登場しているキーワード、CSV(Creating Shared Value 〜 共通価値の創造) は、これからの経営を考える上でとても大切になってきます。 これまで「個人の欲求を満たすこと」にフォーカスしてきたビジネスは、現在「社会的ジレンマ(個人の合理的な選択が社会全体にとって合理的な選択にならず、結果として個人にも不利益がおよぶ問題)」に陥っています。極めて強いチカラを持つがゆえに、多くの社会問題を引き起こすビジネスを軌道修正していかない限り、我々に持続可能な未来はありません。 このCSVを概念、またそれを実現する上で極めて重要となるSDGsにつき、みんなに自分ごととして体験してもらうために、今回から三回連続でワークショップを企画しました。 ・5/31(木) CSVワークショップ 〜 社会課題の選定 ・6/07(木) CSVワークショップ 〜 CSVアイデア創出 ・6/14(木) CSVアイデア発表会 ・7/07(土) メンバーズ主催「CSVコンテスト」 (希望チームのみ参加) [参考:講義内で使用している動画はこちら] ・A Look at the Sustainable Development Goals ・The Global Goals - Numbers In Action ・2016 世界中に広めよう SDGs ・成し遂げよう グローバル・ゴールズ 6/7と6/14の講義にはエンゲージメントファーストの原氏、萩谷氏を迎え、審査委員などをしていただく他、希望チームのみですが、7/7「CSVコンテスト」へもチャレンジしたいと考えています。ちなみに去年は、イノベーションチームdotによる学習院チームがグランプリ(最優秀賞)をいただきました。今年もがんばりたいと思います。 受講生が年々倍増しており、今年は330名の学生が90強のチームにわかれて行う規模となりました。席配置からLINE経由の宿題提出、コメントシート管理まで、講義の運用がてんやわんやの大騒ぎとなっていますが、なんとか円滑に運営したいと張り切ってます。 では、また来週。みんな宿題をLINEで提出するんだよー。 「企業経営とトップマネジメント」講義は こちら 06. ソーシャルシフト 〜 透明な時代の経営改革 05. 数字か、人か (2000年 〜) 04. 数字か、人か (1970年 〜) 03. 数字か、人か (1930年 〜) 02. 経営学の源流を学ぼう 01. 楽しみながら経営を学ぼう 2018年5月29日 「企業経営とソーシャルキャピタル」第8回 コラボの技術 〜 学習する組織1
今回は「ソーシャルキャピタルを醸成するための技術」を学ぶための演習、第二回目。 経営の名著「学習する組織」を四回に分割。 初回はその根幹をなす「システム思考」について学びます。 この講義では一貫して「部分を分析することで全体を把握するアナリシス・アプローチ」の限界を説いているのですが、今回は「氷山モデル」を演習することで、具体的なシステム思考を体感してゆきました。 なにか問題が起きたときに、単なる火消しにとどまらず、構造的な課題、さらに心理的(動機づけ)な着眼にまで踏み込む。そんな習慣づけにつながれば素晴らしいなと思ってます。 では、また来週ね。 「企業経営とソーシャルキャピタル」講義は こちら 07. 対話の技術 〜 ゴードンメソッド 06. Googleが発見した成功チームの秘密 05. ソーシャルキャピタルを科学する 04. 見えざる資本、ソーシャルキャピタル 03. ソーシャルキャピタル、光と陰 02. ソーシャルキャピタルって? 01. つながりから価値を生み出そうsocialcapital-01.html 2018年5月28日、5月31日 「経営入門演習」第7回 新しい着眼点を発見しよう
さて、いよいよ解決策のアイデア出し。新しい着眼点を探っていきます。 若者ならではの斬新な発想を引き出すために、デザイン思考の "HMW (How might we?)" 手法で進めました。これがなかなか効果的だったようで、既成概念にとらわれない面白い発想が生まれたらと感じてます。 次回からは、いよいよ「プロトタイプ」、みんなお得意の動画企画および撮影に入ります。 では、また来週ねー。 「経営入門演習」講義は こちら 06. ペルソナのインサイトを探求しよう 05. ユーザーモデル(ペルソナ)を考えよう 04. アイデアを1つに絞ろう 03. アイデアを3つに集約しよう 02. アイデアを発想しよう 01. まずは経営の楽しさを知ろう 2018年5月28日 「起業論1」第7回 ペルソナを設定しよう
いよいよチームが本格始動。最初のグループワークは「解決したい課題」に関して「最も痛みを持つユーザー像」を特定すること。 はじめに一般的な「ユーザーセグメント」で絞り込み、さらに具体的な人物像を共有するために「ペルソナ」を設定しました。 その後、メンバーの友人や知人の中から、ペルソナに近い方々をインタビューをお願いするためにリストアップ。アーリーアダプターを中心に、デザイン思考で重視されるエクストリームユーザー(イノベーターおよびラガード)も意図的にピックアップしました。 来週はペルソナの深層心理「インサイト」を深掘りしていくからね。 じゃあ、また来週ね〜 「起業論1」「インキュベーション塾」講義は こちら 06. プロジェクトチームを立ち上げよう 05. フィードバックを得てアイデアを絞ろう 04. アイデアにAIと未来予測を組み込もう 03. アイデアを発想しよう2 02. アイデアを発想しよう1 01. イノベーションメソッドを学ぼう 2018年5月24日 「企業経営とトップマネジメント」第6回 ソーシャルシフト
ソーシャルメディアが世界を覆い、生活者は日常的に自らの体験をシェアするようになりました。商品の使用感、電話での顧客応対、店頭での顧客サービス、購入後のトラブルサポートにいたるまで、ありとあらゆる顧客体験が、一瞬で伝播してしまう時代が到来したのです。 今や、顧客は広告塔であり、顧客接点は「広告が生まれる瞬間」となりました。経営視点で何が変わったか。一言でいうと「顧客も社員も世間の評判も、コントロールできない時代」になったということです。 この話をビジネスパーソンにし続けて、早や6年が立ちました。当初は「話はわかる。でも実際の経営は違う。理想論ですよね」といった感想がほとんどでしたが、時代を経るにつれ「青臭い話」ではなく「現実の話」として聞いていただけるようになりました。 Z世代の君たちにとっては、実はなんの違和感もない考え方で、むしろ、なんで「古い考え方をしている経営者がいるんだ」という感想がほとんどで、頼もしく感じています。 ソーシャルネイティブ、Z世代の君たちが、きっとソーシャルシフトされた社会を創ってくれるはず。僕はその一助になれれば幸せです。では、またね。 「企業経営とトップマネジメント」講義は こちら 05. 数字か、人か (2000年 〜) 04. 数字か、人か (1970年 〜) 03. 数字か、人か (1930年 〜) 02. 経営学の源流を学ぼう 01. 楽しみながら経営を学ぼう 2018年5月21日、5月24日 「経営入門演習」第6回 ペルソナのインサイトを探求しよう
前回の想定したペルソナになりきって、その潜在意識、インサイトを探ってゆきます。 インサイトを発見したら、それを解決するための代替品 (既存にある製品やサービス) を検索して調査し、最終的に課題仮説を設定します。 以上で、6回の講義を費やした「課題フェーズ」は終了。 次回からは「解決策フェーズ」に入ってゆきます。ではまたね。 「経営入門演習」講義は こちら 05. ユーザーモデル(ペルソナ)を考えよう 04. アイデアを1つに絞ろう 03. アイデアを3つに集約しよう 02. アイデアを発想しよう 01. まずは経営の楽しさを知ろう 2018年5月21日 「起業論1」第6回 プロジェクトを立ち上げよう
前回、応募したプロジェクト起案者が15名も出てくれて、それぞれが「解決したい課題」を発表し、残る30余名は起案者と相談しながらチーム編成を行いました。 当初想定からチーム数が増えたため、急遽、1チーム3名という制限を設けたために少し混乱しましたが、最終的にプロジェクトチームをきちんと編成することができ、ホッとしています。 ここまで6回の講義を経て、ようやくチームと課題が出揃いしました。 で、いよいよ、次回からが本番です。 みんなの積極的なプロジェクト参加を期待してるね。では、また来週ね〜 「起業論1」「インキュベーション塾」講義は こちら 05. フィードバックを得てアイデアを絞ろう 04. アイデアにAIと未来予測を組み込もう 03. アイデアを発想しよう2 02. アイデアを発想しよう1 01. イノベーションメソッドを学ぼう 2018年5月22日 「企業経営とソーシャルキャピタル」第7回 対話の技術 〜 ゴードンメソッド
これまで、人間の信頼関係を資本とみなす「ソーシャルキャピタル」という考え方について、多面的に学習してきました。しかし頭で学ぶ知識と、実践できる技術はまったく別物です。知識と行動の間には「感情」という人間特有の要素があるからです。 そこで、今回から5回シリーズで「ソーシャルキャピタルを醸成するための技術」を、演習を通じて体験学習していきます。 今回はその第一回目、コミュニケーションの技術として、親業で世界的に著名なトマス・ゴードン博士が開発した「ゴードンメソッド」を基礎として、問題がおきた時にどう対話して解決してゆくかを学びました。 講義の受講者350名、学習院最大の教室でのアクティブラーニングは、僕にとっても非常にハードルの高いチャレンジで、細心の注意を払って授業構成やスライド展開を考えてみました。結果、みんなが積極的に参加してくれて、すごくホッとしました。 ここで学んだ技術は、おそらく一人ひとりの人生を大きく好転させることのできるものだと僕は思ってます。ぜひ実生活に活かしてもらえるとうれしいです。 では、また来週ね。 「企業経営とソーシャルキャピタル」講義は こちら 06. Googleが発見した成功チームの秘密 05. ソーシャルキャピタルを科学する 04. 見えざる資本、ソーシャルキャピタル 03. ソーシャルキャピタル、光と陰 02. ソーシャルキャピタルって? 01. つながりから価値を生み出そう 2018年5月17日 「企業経営とトップマネジメント」第5回 数字か、人か (その3)
三回連続で、ビジネスと経営学の歴史を紐解いてゆく「数字か、人か」シリーズ。TBS名作ドラマ「半沢直樹」のモチーフを借りて、東京中央電気という架空の会社の歴史を追いながら、その背景にある経営学と結びつけてます。 今回は最終回。戦略経営に加速したビジネスの世界は、未曾有の経済カタストロフィ「世界金融危機」によって大きな衝撃を受けました。それを機に、米国がリードしたグローバル資本主義に対する新しい経済観が世界から湧きあがってきました。 今回の講義は、経営史を知識として覚えるのではなく、この流れを疑似体験した上で「経営はいかにあるべきか」を深く考えてもらうことに主眼をおいています。 次回は「ソーシャルシフト」についてお話します。 「企業経営とトップマネジメント」講義は こちら 04. 数字か、人か (1970年 〜) 03. 数字か、人か (1930年 〜) 02. 経営学の源流を学ぼう 01. 楽しみながら経営を学ぼう |
著者ビジネス・ブレークスルー大学教授、現役起業家の斉藤徹です。人を幸せにしたいと願う起業家や社会人を育て、一緒に世界をもっと優しいところにする活動をしてます。 アーカイブ
8月 2021
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